2008年4月17日木曜日

IPTVの世界共通規格と政治

国際電気通信連合(ITU)は年内に高画質映像のIPTVの世界共通規格をつくる。つまり世界中の番組をどこでも見れる環境が整う。

現代ではワンセグ対応のケータイが普及していたり、インターネットテレビの利用により、放送を家の共有テレビで見る時代から移行しつつある。そうなるといわゆる「ゴールデンタイム」はどう捉えられていくのだろうか。必ずしも平日の20:00から流す放送が視聴率を獲得するわけでもなくなってくる気がする。あくまでも予想にすぎないが、将来は好きな番組だけ登録して好きなときに見る方法が主流になり、番組制作者はどこも今以上に広告宣伝費に莫大な費用をかけるだろう。要はテレビ番組が現存のpodcast化され、番組を見るのも高画質のモバイル機器などが増えるかもしれない。

この消費者の利用法に着目するメディア及び政府はどうするか。国民を操作する手段として、より「おもしろく」、「国民の感情に訴える」内容のニュースをつくるかもしれない。というのもみんなが毎日家族で一緒に見るニュース番組がなくなるからだ。オレもpodcastで好きな国のおもしろいニュース番組しか登録
していない。それを選択した理由としては画質がキレイだとか、迫力ある映像を使うからなどだ。
現在オリンピック聖火ランナーの妨害が相次いでいるが、この問題も個人投稿による様々な角度で映し出された映像がyoutubeなどで公開されている。映像により見方が変わってくる。情報元及び情報を得るルートが無限に存在するこの時代ではその処理法に気をつけたい。

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