2008年6月27日金曜日

金と人を動かす

最近はSNS開発に関わったり、クラブイベント企画を任されたりなど人と金を動かす責任を負う活動が多い。とは言ったものの、両方とも人の資金でやるものなのでそこまで負担はないが・・・

イベントにしてもSNSにしても、やっぱり常にアマとプロの違いを意識せざるをえない。SNSだったらmixiやfacebookと、イベントなら大箱のレギュラーイベントなど比較して考えるべき対象はいくらでもある。人をあるコミュニティに呼び込む時に、その告知方法ひとつとってみてもフライヤーのデザインはどうするか、いつどこでどんな人になんて説明しながら配るか、など山ほど考えるべき点はある。結局要は周りの人間の本音を知りたいわけだ。どこのどんな企業も同じだと思う。どうしたら人が自分のやってる事に興味をもってくれるか。考えれば考えるほどアイディアがでてくる。

そこで大事なのが、自分がやりたい事と他人が何を望んでいるかのバランスをうまく捉えるところだ。自分が気に入ったアーティストだけ集めたクラブイベントを開催しても客がたくさん集まるかはわからない。自分がおもしろいと思うコンテンツを盛り込んだSNSを用意したところで人がアカウント登録してくれるかさえわからない。

クラブイベント、SNS共にその存在の歴史が浅いゆえに成功例が少ない。少なすぎる。歴史の長い政治の世界でさえ今でもくだらない問題が起こる。最近思うのは、事業のTOPは頭が良く且つ自己中ではないキャラクターが望ましいと思う。バカで自己中なやつはそれに勝る何かがないと誰も付いてこない。

2008年6月26日木曜日

Human Resource

人材サービス大手のグッドウィルが日雇い派遣事業を来月末をメドに廃業する。グッドウィルを労働力の主要パイプラインとして頼っていた企業も多く、経営破綻に迫る企業も出て来る。今回の廃業は不祥事と規制強化によるものだ。

グッドウィルは今回の件で業界がゆらぐほどの派遣業界でシェアを保っていた。それだけに困る企業も多い。

いろんな業界、制度、場面でAGENTに当たるプレーヤーがいるけど、どの業界でもAGENTは存在し続けるのだろうか。例えばレコード会社は消費者とアーティストの仲介役になっているが現在ではその権力が落ち始めている。不動産仲介もインターネットで済むところもある。人材派遣は誓い将来求人サイトで成り立つ日が来る気がする。

2008年6月24日火曜日

フルブラウザ

最近はフルブラウザ対応(ケータイでインターネットが使える)が当たり前になりつつある。

そうなるとモバイル専用のホームページを作る意味も変わってくる。今SNS開発に関わっていて思うのは、モバイルサイトを作るのはコスト的に安く、情報量が多くない事にメリットを見出すケースのみ有効だ。ケータイ(モバイル端末)が全てフルブラウザになる場合、パソコンで見るそれと違うのはまず画面の大きさ、そして通信速度の違いになる。モバイルユーザー専用のページを作る場合、その2点を意識して作っていく時代になると思うが、もう情報量の制限がなくなるので従来のプッシュ型モバイルページの有効性も大きく変わってくる。

とりあえずケータイ内のクイックサーチ機能、もっと早い段階でできなかったのかなー・・・日本のケータイはライフサイクルが早い分いろんな技術を溜め込んで毎回少しづつ発表してるのかな。iphoneなんてとうの昔に日本でも作れたたはず。

2008年6月19日木曜日

「ルール」を作る意味・意義

今日もいつも通り会社で仕事。もうインターンとかバイトの枠を超えてる気がする。だから「仕事」。

今日は効率よく情報処理できるデータベースを構成する情報の材料をいかに効率良く取得するか、について会議した。今後はユーザーが勝手に提供された情報をいじって遊べるようなプラットフォームを整備していくわけだが、その土台をどう築きあげていくかが課題。上場企業全社の情報をどうすれば遊びやすいようにまとめて処理するのか。企業には様々な業務に関するデータがあるのでそれを同じ形式でまとめるのが極めて難しい。4000社のデータを何年分処理する・・・となると何週間や何ヶ月という次元じゃない時間が必要になる。

4000社の情報を独自の形式でまとめる作業をするにあたって、どの様な方法が一番効率が良く且つ正確にできるのか。エクセルを使い倒して、今までの知識を最大限に活かして会社の土台作りを考えるのが楽しい。DJやってる時ぐらい楽しい。

自分でベストだと思うルールを作るのは自分次第がゆえに難しい。作業時に起こりうる問題も事前に予想しながら作る。こうして会社や市場、国や世界の法律や規制が決まっていくのかと思うと、やはりルールは時代によって変わらなければいけないものなのかなと思う。「考え方が古い法律」「馬鹿げた規制」などとニュースをみながら思う事がしばしばあるが、どんなルールも設立当時はなんらかの背景及び目的があったわけで、批判される時が来るのはしょうがないと思った。

2008年6月18日水曜日

ケータイかパソコンか


ついこの前ケータイが壊れた。フツーに使ってるのにおそらく壊れる計算になってるせいで折れた。いわゆるデジモノって長く使うためのものが極めて少ないのはなぜだろう。服や楽器はビンテージとか言われて月日が経つにつれて値が跳ね上がるものもある。

おそらくケータイなどはビンテージ級に扱われるほど丁寧にしっかり作ろうとしないんだろう。なんかの雑誌にも日本では新機種が出るサイクルが速すぎると書いてあった。iphoneなんかは確か3年ぐらいかけて販売に至った商品らしい。一方日本はほとんど1シーズンぐらいしか開発期間に時間をかけない。半年とかそんなもんかな。日本で本腰入れて開発に取り組んだらiphoneぐらいのものを作れる人はたくさんいるらしいのに。もったいない!若い開発者が発言権のない環境だからこんな効率の悪い現象が起こる。

そんな事を考えながらヨドバシのケータイ売り場を覗いてみた。最近は薄いのが多くなってきている。オレとしてはケータイは存在感がなく且つ利便性にすぐれている方がいい。でも最近はケータイをもっている事に価値を見出してもらう動きがあったりする。今の時代ディズニーやPRADAのケータイが当たり前のように店に並ぶ。

いろんなケータイを見てみた中で気になったのがGOOGLE検索できる機種。おそらくケータイ内のメールや音楽、動画、画像なんかもキーワードで検索できるのかな。だんだんケータイというデバイスがプッシュ型からプル型の検索に対応してきているなーと思った。ユーザーが求めるものが細かくなればなるほどプッシュ型は使いものにならなくなる。パソコンとケータイ、見分けが付かなくなるにはあと何年かかるだろう??

2008年6月6日金曜日

やっぱりノルマじゃなくて

資生堂は営業担当社員のノルマ制を撤廃して顧客満足度で評価する。対象は約1000人で、拡販よりもリピーター増加を狙う。どっかで聞いたような話だ・・・ドコモも似たような方針をつい最近発表してた気がする。

マーケット規模の縮小や購買力低下などにより売り上げが伸び悩んでいる場合、新しい顧客層の開拓か現ターゲット層顧客の維持のどちらかしかない。資生堂は再来店率などで評価する仕組みに変えるらしい。
・・・クラブ市場もそうすればいいのに!と思ったけどオレらはみんな飯食うためにDJやったりダンスしてるわけじゃないから同じ事はできないんだね。今までの資生堂と同じく店舗(クラブという箱)があって顧客(呼ぶお客さん)がいてノルマがあるけど、満足度でアーティストを評価したところでクラブPARTYイベントって金を発生させるほどの事業じゃないしな。もしくはアーティストのパーフォーマンス向上に向けたインセンティブを与えたところで客が増える要因につながるのか

ってかそもそも規模がデカイイベント以外の大多数のクラブのお客さんって、商品(DJがかける曲・ラッパー、シンガーの歌・ダンサーのショーケース)よりか販売員(アーティスト)自身に興味があって来るケースが圧倒的に多いんだった。

2008年6月5日木曜日

エクセル

金融データなどを処理する時などに絶大な力を発揮するツールがある。オレがほぼ毎日使ってるEXCELだ。マックはまた別のアプリケーションがあるんだろうけど。まぁ一般的に日本のビジネス界ではエクセルが圧倒的シェアを誇ると思う。電車の中吊りにもエクセル上達レッスンみたいな広告ものってるし。

このエクセル、何がすごいって人間が手でできる限界の作業を可能にする。関数やマクロというものを駆使しながらデータを自分のフォーマットに処理していく。例えば月次データ(毎月出されるデータ)を10年分、200個の商品のデータをきれいにまとめるとか。

12(月)×10(年)×200個=24000個のデータが存在する。

これを商品を基準に表にするのか、年月を基準にまとめるのかで大きく処理作業方法が変わってくる。適切な情報形式に直すのがエクセルでする作業の主な仕事でもある。とにかくエクセルはめんどくさい作業を効率よくコンピューターでやってくれるツールだ。

ただし逆にコンピューターだからこそ命令を指示する部分がめんどくさかったりする。人が人に伝えるだけなら「○○○があればそれは削除して、その右にあるやつは全部足して合計を算出しといて」で伝わるところをエクセル(コンピューター)に指示する時はすごくめんどくさい。

何を一番思ったかと言うと、マニュアルやルールだけに沿ったモノに対して柔軟な指示を出すのは難しいのかなと。コンピューターでも人間でも。