2008年3月5日水曜日

NAFTA

現在はアメリカ、カナダ、メキシコの3国によりNAFTAが構成されている。これはアメリカの経済成長を目的としている様に見えるが、同国では州ごとに意見が異なる。最近注目されているのがアメリカ南部のテキサスとオハイオだ。今の時点でこの二つの州はヒラリーvsオバマの決着をつけると言もわれている。そこで、選挙に勝つには二人の二州に対するNAFTAへの考えが大きく影響すると考えられる。
現在メキシコから輸入される安価なフルーツ、自動車部品やテキーラがオハイオ州の工場を相次いで閉鎖している。一方輸入の窓口となるテキサス州はそれにより潤う。NAFTAによりメキシコからの輸入品に税負担が減った分、アメリカの消費者とテキサス州は喜ぶが、アメリカ国内で苦しむ州や業種が出てくる。

ヒラリー、オバマ両議員はNAFTAに関して選挙活動でオハイオでは否定的で、テキサス州では話題に触れない。オハイオではブルーカラーが投票の際主力パワーとなる。ヒラリー上院議員の夫、ビルクリントン元大統領が結んだNAFTAを選挙で利用するのは仕方ないとは思うが、次の大統領がどうこれに対し向き合うかが気になる。オハイオかテキサスどちらかの味方に付く事になる。

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