2008年3月17日月曜日

直感的なダンスの話。
今日はCittaで行われた大会に出演した72チームに加え、DJタイムでまわしている時のフロアを見て「素」について考えた。ありきたりな言葉で言うと「心の底から感じている事」かもしれない。

人間は無意識の状態でその人の素が出る。その素がどういったものかで他人により判断される事が少ないと思う。
化粧がバッチリで手の込んだ衣装でステージに立ってても、踊ってない時の立ち方でいっきにダサく見える人もいる。それは、そのダンサーが演出とは全く関係がない素を出すからなんだと思う。逆に踊っていない時、明らかに客の視線がそのダンサーに行くべきでない時に演出の世界を意識しているとすごくよく見える。オレは特にこの「自分達の空気」を作っているチームが好きで、ダンスが単調でも引き込まれたりする。今日の審査員も同じような事を言っていた。

ダンスに限らず普段の生活でも頑張って自分のキャラを作っている人は、その作っているモノがどんなにクオリティが高くとも魅力が全く感じられない。だからオレは音楽に関しては特に極力素のままでいこうと思っている。素のままでカッコイイ事ができたらそれがベストだと思っている。

一番今日思ったのは、視覚的インパクトより空気のほうが断然その道のプロの気を引き付ける。アーティストが新曲をテレビCMで宣伝するより、同じ回数を映画やドラマと連動させて流したほうがリスナーの耳に残る気がする。それは映画やドラマの世界がつくる空気が大きなインパクトを出しているからだと思う。


だからオレはウソや作り話をするよりワガママに正直な話をしたほうがインパクトを作れると考える。日本に住む周りの友達には「建前」文化が深く根付いている分こうした考え方は今のところ有利に働く場面が多い。

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