2008年3月25日火曜日

買い物に対する信頼性

偽装問題が目立つ中、最近では訪問販売がまた売り上げを伸ばしている。
昔の商店街(今でも地方)では信頼関係で繋がったコミュニティの中での経済活動が見られた。しかし大型量販店、スーパーなどのコスト削減、売り上げ主体の販売チャンネルの普及でその信頼関係で成り立った売買は減った。オレなんかは「世間話ができる顔見知りの人」にお金を払った経験があまりない。美容師ぐらいかな。
そんな中、信頼関係で繋がったコミュニティに慣れてきた高齢者の消費者に、従来の訪問販売が売り上げを伸ばす。地方の小さな電気店などが例に挙げられる。これは量販店にはできない業らしい。なぜかはまだ調べてないけど・・・

確かに自分で金を払って物を買うなら信用できるものを買いたい。
人は「売る人」、「買うモノ」と「買う場所」の少なくともどれかに信用できる要素がないと購入フェーズに至らないと思う。現代社会では確実に「買うモノ」、「買う場所」への信頼で売買が成立しているように思える。ネットオークションなどはほぼ100%「買う場所」への信頼により売買が成立する。メディアで紹介された店は口コミなどにより「買う場所」への信頼が高まる。ブランドは「買うモノ」への信頼を高めるための要素だ。

SNSなども、ある程度の信頼関係で成り立つコミュニティが存在するが、各プレイヤーの存在を仮定してそのコミュニティが成り立っている。もしかしたらSNSでブログを書いているのはコンピューターかもしれないし。だれにもわからない。だからこそSNSという「場所」への信頼がないとそのプレイヤーへの信頼がなくなる。そして、結局こうしたプレイヤーの存在性「売る人」への信頼が薄い環境ではお金が動きにくいと思った。

ネット上の仮想世界という概念に馴染みのない高齢者には3つの購買要素のうち「売る人」への信頼がモノや場所に対するそれより意味が大きいのかもしれない。でもやっぱり個人的にネットオークションなんかはまだ抵抗があるなー・・・

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