人材紹介業での会社のサマーインターンをうけてみた。
人材業務は定量的な分析が難しい仕事だ。ほとんどが蓄積された経験や知識による判断のもとに事業を進めていく。
一方今まで金融業界、IT業界を半年以上見てきて思ったのは、下す判断の説得性に論理的な裏付けを加えられるのは数値化されるデータが存在する時に限る。それかよほど一般論として通じる事実であるかしかない。例えば「インドは11億人以上と、世界で2番目に人口の多い国だ」とか「人間が生きるには水が必要だ」とか。
そのような論理的に決定的な理由を付けて説明できない仕事の一つとして、この人材業がある気がした。ある組織や個人とあくまで人間を扱うので、微妙なニュアンスや感性に頼って結論を出さなければならない部分が多いという事がわかった。
人を分析するには年収や業績など数値化される項目もあるが、それよりもキャラクターや能力を評価しなければならない場面が多い。「○○の資格をもっている」という0か1かで説明できる事から「どういった人と仕事をしたい」などという1から無限までその選択肢があるものまである。
経済市場の中の金融市場も結局は人間が動かしているので、生き物と例えられる事が多いが、仕事の作業の機械化がどんどん進む。どんなに頑張っても金融市場の完全機械化は無理だとは思うが(資本主義的な発想を一切なくすみたいな)、人材業界の機械化は今後もそこまで進まない気がした。
・・・それをなんとか実現しようとしているのがSocial graphの発想なのかなーとも思ってみた。人材業でも金融業でも、情報が豊富なだけ適切な判断が下せるのは間違いないんじゃないのかなー。
2008年9月6日土曜日
人材ビジネス
2008年6月26日木曜日
Human Resource
人材サービス大手のグッドウィルが日雇い派遣事業を来月末をメドに廃業する。グッドウィルを労働力の主要パイプラインとして頼っていた企業も多く、経営破綻に迫る企業も出て来る。今回の廃業は不祥事と規制強化によるものだ。
グッドウィルは今回の件で業界がゆらぐほどの派遣業界でシェアを保っていた。それだけに困る企業も多い。
いろんな業界、制度、場面でAGENTに当たるプレーヤーがいるけど、どの業界でもAGENTは存在し続けるのだろうか。例えばレコード会社は消費者とアーティストの仲介役になっているが現在ではその権力が落ち始めている。不動産仲介もインターネットで済むところもある。人材派遣は誓い将来求人サイトで成り立つ日が来る気がする。
2008年4月20日日曜日
A rolling stone gathers no moss
ここ最近は企業による従業員の正社員化が進み、人材派遣業が苦戦中。世界最大のスイスの人材派遣会社、アデコグループが調査した結果、欧米の平均値が2.5%なのに対して日本は1~1.4%だった。これは労働人口に占める派遣社員の割合。
同社の日本法人の社長兼会長のマーク・デュレイ氏は、日本のIT関連と金融業界にまだ派遣ビジネスの発展の可能性が大きいと見る。デュレイ氏は世界で労働市場2位を誇る日本で平成19年12月期に出した7.0%という営業利益を上げていく方針だ。アジアの人材派遣業界で地位を獲得するには、単価が安いインドや中国よりもまずい日本で成果を挙げたいところ。
今年10月にはテンプスタッフとピープルスタッフが統合。またリクルートがスタッフサービス・ホールディングスを買収するなど収益環境の悪化により再編が進む中、まだ成長の余地がある業種に外資人材派遣会社が着目する。
一番気になるのは、なんで日本の派遣会社はITや金融業界の開拓に走らないのか。最近友達との就活の話題ではIT企業・外資銀行=転職のイメージが定番テーマ。日本企業は相変わらず終身雇用制の印象が強いのは確かだ。高校受験の時から思っていた事だが、日本では組織への忠誠心がやたら強いわりにナショナリストな雰囲気はない。学生の飲みでも地元、部活、母校の話は必ずといっていいほど出る。みんな自分の所属していたグループが大好きなんだなーと良く思う。もちろん自分もその一人だが。
そんな日本人をデュレイ氏の言う「欧米市場の実績によるノウハウ」を活かす事はできるのだろうか。「人材」派遣というだけあって、機械ではなく感情をもつ人を動かすノウハウは国を超えてもスムーズに応用できるのだろうか。ここは欧米の実績よりアデコの日本法人がどれだけのノウハウを持っているかにかかっているのかもしれない。