夏休みは時間がある上にインスピレーションがわく。
トラック制作の作業効率をあげなきゃ出てくるアイディアを全て形にできない。完全にひらめきがmpcスキルを大いにうわまっている状態だ。
たまにあるのが、日々の生活の中でふと行動とは関係のない音楽が頭の中で流れる。これは物心ついたときからある事で、昔からそれをピアノで弾いてみたり口ずさんだりして、とりあえずその場で記憶を音に置き換えてきた。今はそれがmpcや他の機材に変わっているだけでやってる事は5歳、6歳の時と変わらない気がする。
昔、渋谷の中古屋で掘ってきたThe three degrees の Nigai Namidaをサンプリングして4つ打ちリミックスを作ってみた。この曲は歌詞が全て日本語。あまり歌詞は気にしてないけど片言の日本語の雰囲気とそれに合わせたメロディがなんとなく好き。
2009年8月27日木曜日
苦い涙
2009年8月24日月曜日
マイナスが全くない時空間
今日は久しぶりに何かを成し遂げた快感を味わえた。それと同時に将来に向けての目標及びそれを一緒に実現させてくれるであろう多くの人間に会えた。色々な形で力をもらった。でかいワクワクがたくさん生まれた。
逆にオレが周りにどれだけパワーを与えられたかはわからない。ただ五感をフルに活用して楽しいと思える空間を作り上げられた事は確かだと思う。周りにいる人たちの顔を見て確信した。
就職活動を通して自分の魅力を簡潔に相手に伝える技術がここで活きた気がしなくもない。今なら多くの人を引っ張って新しい文化を作り上げる事ができる気がしてきた。
今日のパーティーはそんな感じ。
2か月前から準備はしているものの、相変わらず苦労とか全くない。オレはそういう人間なのかな。全てが楽しいまま時間が過ぎていき、結果的に期待していた以上の環境を何十人もの人と一緒に作りあげている。オレが楽しいと感じている裏で苦労している人がいるのかな。気づいていないとしたらそれはまずい。
まー次回のミーティングにでもみんなの本音を聞けばいっかな。
Creator' Lounge vol.1 Summer night 2009 終了
2008年10月1日水曜日
子供Xゲーム=不健康??
DS鬼ごっこ。
2008年9月3日水曜日
ウソをつける人間
今日はSony musicの宣伝業務などの担当者と飲んだ。音楽業界のおもしろさが見えた。
実際、音楽と金が結びつく仕事は絶対やりたくないと決めつけていたが、今日の話を聞いて以外と見えてない世界があった事に気づいた。
今日会った人は主にアーティストのいわば色を決定づけるような仕事をしている人。どんなイメージで売っていくか、メディア媒体は主に何を使うか、ターゲット層はどうするか。
その一つ一つでアーティストのイメージが決まっていく。
要はこのような仕事が生まれたのも、消費者がアーティストのすべてを知る事ができないからだ。どんなアーティストでもリスナーすべてに自分の全てを性格に知ってもらうことなんかできない。レーベルの営業担当者により、アーティストが歩んできた人生のダイジェスト版を音楽とメディアで伝えていく。そんな感じで捉えていいんだと思う。
だからダイジェスト版でしか、・・・むしろダイジェストしか伝えることができないが故に切り取る部分を創造する事も可能になってくる。簡単にいえばウソのダイジェストを作るということ。ずっと勉強しかしてこなかった真面目な女の子を、クラバー層にウケるファッションと雰囲気で色づけていくこともできる。
このイメージ作りは必ずしも音楽業界の話でなく、エンターテイメント業界全般や政治にも見られる事かもしれない。深く付き合えない人に向けたキャラクターならある程度はコントロールが利くんだと改めて思わされた。芸能人ならファンや視聴者に対して、政治家なら有権者および全国民に対して自分の全てを知ってもらう機会があるわけがない。ただプロでない限り難しい事なので、就活なんかではウソはつきたくないなー・・・
ウソ付ける練習するくらいなら話のネタとしてそれ相当のデカイ実績を出しとけばいいしな。
2008年8月29日金曜日
record poolについて考える
「継続」に比べて「さぼる」のがこれほど楽だとは・・・と改めて思ってみる。
最近はDJの間でも注目されているプールについて考えてみた。プールとは、まだリリースされていない曲をデモversionとしてDJに無償、もしくは安い価格で提供して現場でかけてもらい、そのアーティストなりレコード会社がフィードバックを期待するシステム。要は街中で配る無料サンプルみたいな要素も含まれる。有償プログラムのお試しバージョンの方が近いか。
商品を販売するにあたってそれがすれるための消費者の本音を聞きたいのはわかる。
考えてみればDJって音楽業界における営業を芸術として行っている面もあるわけだ。好きで自分が楽しむために世の中の音楽アーティストの広報活動を実施しているともとれる。DJの存在が「夜の遊び」と結び付けられて認識され始めたのが約30年前。今ではクラブ音楽が人気で売れているのは、世界中のDJがレコード会社の広報担当として動いているという現実が背景にあるのかもしれない。
このプールシステム、以前はプロモーション専用レコードの販売などで行っていたが、最近ではほとんどがダウンロード。最近といってもここ2、3年の話。
プール市場とメジャー市場の垣根がなくなる前に何か対策を打たなければいけない気がする。
2008年7月12日土曜日
必要とされる人材

マイクでのパフォーマンスを中心とするshowを「LIVE」
踊りを中心とするパフォーマンスを「DANCE」
ターンテーブルを中心に音を流すパフォーマンスを「DJ」
とよぶと仮定する。HIPHOP寄りのクラブイベントでは大きくこの三つのどれかもしくは全てからなる場合が圧倒的多数を占める。そこで中でもどのパフォーマンスの需要が多いかふと考えてみた。都内のクラブで行われるイベントでは、ほぼ確実にDJ、DANCE、LIVEの順で求められるパフォーマンスの総数が減っていく。つまりDJなら一番クラブでパフォーマンスするハードルが低く、LIVEになると募集してるイベント数が少ない。mixiの募集コミュニティを見てもわかる。
この順番はおそらく会ったことがなくてもそのパフォーマンスがある程度予想できる順番。
DJで「90年代HIPHOPを中心に○○辺りなんか回してます」といえば大体何をかけるかわかる。「R&Bの新譜中心に回してます」なんかもわかりやすい。もちろんスキルはわからないが。二番目のDANCEもDJとほぼ同じ事が言える。ダンサーに関しては大会などが多いのでそこらへんも判断基準にされやすい。最後のLIVEに関しては「ラッパーで言うと○○に似てる事やってます」などと一番説明が曖昧になるケースが多い。オリジナル曲を披露するケースがほとんどで、カバーなど歌詞が予めわかるものが少ない。ラッパーに関しては100%自作だ。使う音に関しては色々なジャンルの曲を使う事も多いので、言葉でのパフォーマンスをするわりに言葉でその内容を説明しづらい。
はたしてこの大きくわけた三つのパフォーマンスの順位が、パフォーマーの総数なのか、日本人が作り上げてきたクオリティ順なのか、パフォーマンス自体の性質上の理由によるものなのかはまだ考える余地がある気がする。さらに言うと、違う業界でも同じプロセスで考えれば何かおもしろい結果が出てくる気がした。
2008年6月6日金曜日
やっぱりノルマじゃなくて
資生堂は営業担当社員のノルマ制を撤廃して顧客満足度で評価する。対象は約1000人で、拡販よりもリピーター増加を狙う。どっかで聞いたような話だ・・・ドコモも似たような方針をつい最近発表してた気がする。
マーケット規模の縮小や購買力低下などにより売り上げが伸び悩んでいる場合、新しい顧客層の開拓か現ターゲット層顧客の維持のどちらかしかない。資生堂は再来店率などで評価する仕組みに変えるらしい。
・・・クラブ市場もそうすればいいのに!と思ったけどオレらはみんな飯食うためにDJやったりダンスしてるわけじゃないから同じ事はできないんだね。今までの資生堂と同じく店舗(クラブという箱)があって顧客(呼ぶお客さん)がいてノルマがあるけど、満足度でアーティストを評価したところでクラブPARTYイベントって金を発生させるほどの事業じゃないしな。もしくはアーティストのパーフォーマンス向上に向けたインセンティブを与えたところで客が増える要因につながるのか
ってかそもそも規模がデカイイベント以外の大多数のクラブのお客さんって、商品(DJがかける曲・ラッパー、シンガーの歌・ダンサーのショーケース)よりか販売員(アーティスト)自身に興味があって来るケースが圧倒的に多いんだった。
2008年5月12日月曜日
disco世代と今のクラブ
・・・「Yah!」プロジェクト独自調査の結果、・・・浮かび上がったのが「依存夫」です。団塊男性の約6割を占めるこの層は、これまで仕事や職場の人間関係に依存したライフスタイルを送っており、趣味は少なく、家ではゴロゴロしていることが多く、家族の中でも浮いた存在になっているケースが多い男たちです。彼らは、リタイア後への準備もできないまま60才を迎え、新たなライススタイルの構築に四苦八苦しているという状況が明らかになりました。
この多数派を占める「依存夫」に、新たなライフスタイルや人間関係の構築を促し、それに伴う消費活動を促進することができれば、「団塊男性マーケット」は大きく動く可能性を秘めています。
現在の音楽業界ではコンテンツの無料化が進み、IT格差による恩恵を受けて生き延びているCDの売り上げも先が見えない。今はオンライン販売が主流になりつつあり、楽曲を手に入れる手段が違法ダウンロードが当たり前のような現代だ。音楽で稼ぐためには言い方は悪いが、CDで曲を購入するしか手段のない層を狙う動きが出てきてもおかしくない。
マッキャンの視野にはその先の、音楽にも興味がない層にどうインセンティブを与えるかを課題として挙げているらしい。オレも今までクラブに足を運ばなかった「オヤジ」世代に70、80年代の曲をかけてdiscoを感じてもらおうかと昔から考えている。
何かに対して需要がなかった層を開拓するのはそう簡単な事ではないとつくづく思います。
2008年4月15日火曜日
「いつでもどこでも」のメリット・デメリット
EU内を飛ぶ飛行機で近い将来携帯電話が使えるかもしれない。陸続きのヨーロッパ内では今後新幹線との顧客の奪い合いになるだろう。
現代のビジネスマンに限らず、携帯機器を扱う人の間では人とのコミュニケーションの場を選ばなくなりつつある。街にいようがビーチにいようが話したい人と会話ややり取りが可能だ。風呂につかりながらメールをしていて湯船に電話を落として壊す友達も少なくない・・・こうした現代人にとって通信不可能なエリアは避けようとする傾向がある。学生にとっても、地下に店舗を構える居酒屋やクラブは電波がないという理由であまり好まれない。これからは電波を確保できないエリアは顧客へのリーチが難しくなるかも。
しかし「Business Media 誠」の記事にもある通り、逆に電波がない飛行機が鳴りっぱなしの携帯電話からの避難場所になるという声もある。オレも夜行性のクラバーから深夜に電話が来る時もある。そう考えると今後は時差を考慮した上での連絡マナーがますます重要になると思う。この問題を解決するための機能を開発しようとする動きもあるはずだ。
2008年4月7日月曜日
利益とアート
利益とアートの境界線はどこでひけるのだろうか?
今日は広告業界を就職先として視野にいれている友達と話していて考えた。ある一つの作品を造る(創る)には様々な意図があると思うが、何を目的にモノ作りするのがベストなんだろう・・・
例えばこのブログ、
オレはできる限り多くの人に読んで欲しいという目的があって書いているわけではない。ブログの説明にも書いたが、「いろいろ忘れないうちに思った事書いておこうblog」だ。だからあえて言えば将来の自分のために日々自分が考えてる事を書いている。ブログ開設から2ヶ月以上すぎた今ですらすでに、昔の投稿を読み返してみると忘れていた事や考え方を発見できている。だから続けて書き続けようと思う。
ただ普段からモノゴトの見た目に気にする性格が出て、連載系の投稿にはタイトルバナーをつけたり、前回の投稿では初めて図なんかも自分で書いて載せた。これは前回の投稿をmixiで公開したからいろんな人に興味をもって欲しいという意図が生まれたからかもしれない。これが成功したのかはわからないが、結果的にいろんな分野の友達から意見をもらえた。
続いて今日友達と話したアパレルについて。
ファッションに限らずブランドはモノを売る際かなり大きな役割を果たす。そもそも各個人にもブランドはある。赤ちゃんが腹が減ったとワガママを言っても許すが、30過ぎの大人がダダをこねたら確実にぶっ飛ばす。ブランドは良い意味でも悪い意味でも自由を生む役割がある気がする。
アパレルのデザイナーは服を考えるとき、その利便性と芸術性の割合の比率をどう考えているんだろう。利便性や芸術性の他にも考える項目はあると思うが、ブランド価値が高まるにつれてこのアート性の強い服が多くなる気がする。もちろん有名ブランドの商品ほどしっかりしたものであるのが前提であるかもしれないが。売るために利益を追求したデザインと芸術品としてのデザインをどう捉えているのだろう
??
オレが今日友達に言ったのは相変わらずDJの話。
「外タレ」というブランドが付いただけでとりあえず盛り上がる。ホントにその海外から来たDJの「プレイ」がすごいと思ってアガってるのかが疑問なところ。ハーレムなんかでも目にする光景だ。そんな中、無名のアマチュアでも理想通りにお客さんを楽しませられているDJは最強だ。もっとカッコイイのはお客さんに好かれようとして曲を流してるDJではなく、自分のエゴイズム全開でお客さんに好かれるDJだ。後のイベントの集客力に繋がる利益重視のプレイと、アートの境界線はどこでひけるのだろうか?
2008年4月1日火曜日
アーティスト告知

他の地域は知らないが、とりあえずここ東京では間違いなく自然と人がクラブに集まるような空気がない。だからアーティストは必死に集客を頑張る。たまに何を目的にDJやRapper、Singer、Dancerをやっているのか見てて疑問に思う時がある。それぞれ「大物になるため」「楽しいから」などインセンティブとなる動機はいろいろあると思うが、ギャランティーの発生するGUESTアーティストとオーガナイザーの儲けに貢献せざるを得ない部分がある。ゆえにこの様なつまんない宣伝文句が多い:
「豪華DJ陣による・・・」
「おいしいお酒で乾杯しましょう!」
「間違いなく楽しんでいただけると思います!」
「このイベントは自分、ホントに力をいれているので・・・」
ホントにどこの街のどのDJもこんな言い回しを使う。しかもホントにこのまま。こういう告知メールを毎週何通ももらっていて、ホントにこの人達は楽しんでイベントに参加しているのかすごく疑問に思う。集客が大変な環境で約2年間やっていた自分の事を振り返っても、しょうがなく集客しようとしてるだけにしか見えない。だからメールを見て逆に行く気が失せる。
大事なのは他イベントとの差別化を図っている部分を前面に押し出す事だと思う。差別化を考えないイベントもあるけど。もちろん自分がどういったパフォーマンスをするかも詳細に言えばそれだけ興味がわく。少なくともオレはそう思う。マーケティング的に漠然としたモノよりも少し踏み込んだ内容が目に入ったほうがいい。
クラブでのアーティストの中でノルマが多いのは圧倒的にDJが多いと思われる。イベントでの持ち時間を考えてもステージパフォーマンスに比べて長いので、納得できるかもしれない。だいたい集客力600人規模のイベンあたりからDJ一人につき40は頑張って欲しい言われる気がする。もちろんイベントや時期、環境にもよるがDJとして回す時間を50分前後もらうとそうなる。
ベストは何十人もの友達に丁寧に個別にメールで誘う事かな。一括とかコピペ系はなるべく避けるべきだなとずっと思ってる。最近はノルマなしで呼ばれるケースかギャラが出るイベントでしか回そうと思わなくなってきた。これはこれで良いとは思わないけど・・・やりたい形でDJやれてるからいいのかな??
2008年3月29日土曜日
フライヤー

クラブやレコード店、バーや飲食店などでもイベントのフライヤーをよく目にする。このようなフライヤーはどう見られているのだろうか・・・
ただのチラシにすぎないと見る人もいれば、無料で持ち帰っていいポスターとして捉える人もいると思う。オレも高校の頃は主に吉祥寺や渋谷で拾ってきたフライヤーで自分の部屋の壁を埋め尽くしていた。フライヤーを受身の立場で見る人からすればそんなもんだが、それを街でばらまくイベント運営者の立場からすれば考えるべき点は多いと思う。要は広告戦略なんだし。フライヤーを見る立場からすると(オレはフライヤー1回しかつくった事ない)注目するのは:
■置いてある場所
■デザイン
■アーティスト・イベントの情報量
の3つだ。
■置いてある場所
やっぱりイベントのコンセプトに会う環境でそのフライヤーを見ればなんとなくそのイベントの内容まで見えてくる気がする。R&Bだけの女DJによる女の子向けのイベントのフライヤーを汚いラーメン屋で目にすると少しマイナスイメージがつくかもしれない。それとか東京アンダーグラウンドを売りにしてるイベント、メディア出演の多いアーティストを売りにするイベント、それぞれのコンセプトはイベント当日やフライヤーだけじゃなくそれが置いてある場所も含めて考えたい。
数打ちゃ当たる作戦はだめだと思う。マイナス評価を作り出すかもしれない。
■デザイン
やっぱなんだかんだコレが一番訴えかえるのに大事な要素だ。金儲けのイベントならビッグアーティストの写真をバンバンでかく載せるし、独自の色を出すイベントはデザインで勝負してくる。デザインというだけあって正解や間違いはないと思うが、いかにイベントの目的に合い、さらに人の目にとまるかがが難しいところ。
一番注目させるのに簡単なのは大物の顔写真だけのパターンだと思う。それは初めて見るデザインとは違い、そのアーティストの顔だけでその情報が入ってくるからだ。
フライヤーで一番大事なのはそのフライヤーを手にとって見てもらう事なはず。ならば情報の量が多すぎても読むのがめんどくさいからダメだし、イベントの情報が少なすぎて行く意欲を出さないのもダメ。そういう意味で写真は文字で訴えない情報を与えるので効果的だと思う。
■アーティスト・イベントの情報量
デザインとかぶる部分もあるが、情報の量は広告戦略においてかなり重要な要素になる。人は決定的な情報理解を絵や雰囲気よりも文字で得るためだ。写真も先ほどのようにデザインとしての画像と、情報を含んだり、心理的なイメージを含む画像ではかなりの差が出る。
読むのがめんどくさくなく、インパクトがあり、AIDMAで言う「ID」らへんに持ち込めるフライヤーがあれば最強だと思う。ここらへんの話は普段のメールにしても、就活のESにしても同じ事が言える。
今度はweb宣伝について書こうかな。メールやmixiのコミュニティでの告知方法について。似通ったつまんねー宣伝文句使うDJいっぱいいるからな~
2008年2月26日火曜日
セレンディピティー
レコード屋に足を運ぶ時は常にセレンディピティーを期待する。DJならだれでも期待しているはずだ。セレンディピティーとは「思わぬものを偶然に発見する能力。幸運を招きよせる力」(広辞苑)だ。つまり予め買おうとはしていなかったやばいレコードを発見する事。Diggin'にはそんな楽しみがある。でもセレンディピティーはなにもDJのレコ掘りだけに限った事ではない。
インテリアショップでちょうど自分の部屋に似合うブラインドを見つけたり、旅行先で何年も会ってなかった友達と再会したり・・・そんな事が起こると嬉しくて意識していなくてもまた同じ、あるいは似たような場所がすごくいい所だと思う心理が働く。オレがよく行く雑貨屋Village Vanguardなんかはそこを狙っているはずだ。
もちろん同じ心理はネット上でも働く。このブログの横側に張ってあるGoogleのAdsenseが正にそれ。毎回投稿されるブログ記事をコンピューターが勝手に読んでキーワードを確認し、そのキーワード関連の広告を載せる。Gmailではメール内容が読まれて同じ作業が行われる。つまりコンピューターが「コレ欲しいでしょ?買ったら?」と薦めてくれる。
しかし人が人にモノを勧めるのと同じで、薦める方は薦められる方の事を知らないとダメだ。店で店員が「どのようなモノをお探しですか?」と聞くのはそのため。コンピューターも消費者のいろいろな情報がないと商品を勧められない。
リアル世界では性別、年齢、服装などから多少の情報を読み取り商品をリコメンドする事ができる。ネットの世界では消費者が何か行動をおこさない限り、何の情報もわからない。AmazonやCisco Recordsのサイトでは消費者の買い物履歴によりリコメンドしてくれる。そうしたリコメンドによりセレンディピティーを実現させる。先週オレはAmazonで本を買ったあと、「え?この本もおもしろそうじゃん!」とまんまと2冊追加させられた。まぁ一冊500円ぐらいだったからだけど。ここでAmazonはオレが買った一冊目の本のカテゴリを見て、キーワードを見て、同じ本を買った人の履歴を見て、何冊か紹介してきた。これをSocial recomendationと言い、候補を絞る事でよりオレが買いそうな本を紹介できる。
つまり消費者の情報をできるだけもっているショッピングサイトの方が儲かる。性別、年齢、職業、趣味に限らず
「どこ大学でどの教授の何を専攻していた何ゼミの何期に所属していて卒業研究は何をしたか」
「良くつるむ友達とは週末どこで何を何時間ぐらいいくら払って遊ぶか」
「どこのクラブでどんなオーガナイザーの下で、どんなお客さんがいるイベントでどんな音楽が好きでDJをしているか」
などの情報がわかればわかるほど的確な商品を紹介する可能性が上がるはずだ。Googleが目指す「世界中の情報の整理」はそういう意味だろう。ただこれはプライバシーの問題があり不可能に近い。
でもセカンドライフみたいなネット上の世界では可能かもしれない・・・
2008年2月23日土曜日
クラブでの「のれん」価値
日経の一面に最近、というか高校のころから気になってた事が記事にのっていた。
アメリカのアーリー・ホックシールドの研究により認識された感情労働。肉体労働、頭脳労働と並び現代で注目されている。モノのあふれる時代、商品の差別化が難しくなってきたため販売方法にも工夫が必要だ。日本では「お客様が神様」の国なので、接客は必ずしもサービス業や医療現場等に限る話ではない。というか日本にいたらどこでも消費者が優位に立つのが当たりまえかもしれない。アメリカでも最近接客が見直されているらしく、形のない価値に投資するという意識が強まってきているのかな。
会計の世界ではいろいろな無形の価値に値段をつけている。企業価値を判断する際に有価証券報告書のなかでも「のれん」が重要視される。「のれん」には知的財産権、ブランド、経営の質、ノウハウや人材の質が含まれる。「のれん」は企業の時価総額(会社の値段)の大部分を占める場合が多い。だから会社のロゴなんかを有名デザイナーに依頼するのはそのためだ。広告戦略合戦が激しいのもそのためだと思う。どれも自分の企業のブランドイメージを高め、ゆえに株価を高める戦略だ。もちろん消費者とのコミュニケーション一つも株価に影響してくる。このような意味も込めて今では感情労働が注目されているのかもしれない。終身雇用制で、株の持ち合いにより経営方針の大胆な転換があまり見込めない日本の大企業が消費者に信用「されてきた」のはそのためかもしれない。つまり消費者を裏切るような行為は一気に時価総額を下げる。
クラブも何かしら事件が起きると「怖い」「危ない」のマイナスイメージが付き、客が一気に減る。逆に外タレが出たり、日本でも5本指に入るDJがレギュラーをもったりしているクラブは安定した集客力をもつ。クラブイベントのように毎日同じ営業で客を動員しない事業は、少ない営業が作り出すいわば「のれん」価値が大事になってくる。消費者の立場として、初めて行ったイベントがつまらないと次回から友人が出演しない限りおそらく足を運ぶことはないだろう。一つのクラブ(箱)はいくつものイベントをそれぞれオーガナイザーが担当して営業するが、イベント単位の評価がクラブ存続に響く気がする。
頭がいいオーガナイザーのイベントほど盛り上がり、リハーサルから閉店までスタッフのサポートがしっかりしていて、客へ「魅せる」事がわかっているアーティストが出演するイベントが成長していく。頭脳労働、肉体労働、感情労働は質のいい遊びにも意識して取り入れていくべきだと思った。