2008年1月24日木曜日

デジタルのデジタルによるデジタルのための音楽マーケット pt.2

「デジタルのデジタルによるデジタルのための音楽マーケットpt.1」では音楽の流通過程の電子化を考えた。で昨日、音楽の創造のデジタル化も現在行われている事に気づいた。

オレの周りにはトラックメーカー(打ち込みで音楽作ってる人)が何人かいる。その中にはJAZZの要素が入る曲を作る人が多い。オレの周りのアンダーグランドでHIPHOPやってるような人はこーゆ人が多い。だから打ち込みとは言え音色自体は生音が多い。ピアノとかサックスとかウッドベースとか・・・
でも鍵盤を弾けない人でも今はピアノの音で作曲できる。コンピューターにコードを入力するだけである程度のメロディはコンピューターが自動的に弾いてくれるらしい。でも聴いた感じでは全く誰が(何が)弾いたのかわからない。
似たようなデバイスが今アキバ系の世界を飛び越えて話題になっている。初音ミク。これは文章とメロディを入力すればそれを歌ってくれるプログラム。テレビやyoutubeでもその性能のすごさは取り上げられているから一回くらいは聞いた事があると思う。

こうやってコンピューターが人の想像した音楽を自動的に作るデバイスが増えるとどうなるのだろうか。このようなデバイスは将来売れるアーティストとして活動しだすかもしれない。

過去に売れた曲の統計データをもとに、「売れるメロディライン」をつくり、最近更新された国内のブログ等も参照して「売れる歌詞」を書き上げ、何種類もの声をプログラムした初音ミク的なコンピューターに歌わせる日が来るかもしれない。プログラムが歌えるんならラップとかもできるのかな?あとは音楽業界やその他メディアの現状を把握してランキングの順位を買ったり(実際行われているって聞いた)すればこれにひっかかる消費者はいっぱい出てくるとか思ってみた。
オレの周りにもメジャー世界で頑張ろうとしてるアーティストが何人かいるけど、やっぱり公の場で売れようとするためにはそれなりの戦略も必要で音楽性の実力だけじゃダメらしい。分かっていたようで改めて教わった事実だった。あとギタリストの友達は売れる曲のパターンが見えるみたいな話をしていた。コードなどでも大体売れる曲は似ているらしい。

ホンモノの「音楽」は人が作るもんだ!と言う人が大半だとは思うが、あくまでもそこそこ売れる曲に限定して考えればロボットアーティストなんかもありえるのかなと。現在の音楽業界の仕組みをある程度知れば少し納得すると思う。


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