2008年9月8日月曜日

間違いを責めない組織

最近あらゆる業界で不祥事が起きるのが当たり前になってきている。意図的なものもあればヒューマンエラーまで原因はさまざま。

病院や航空業界などでは「非懲戒」制度を設けている。従業員が何か失敗を犯した場合、それに対して罰則を与えるのではなく再発防止に向けて怒らずその問題が起こった経緯に耳を傾ける。逆にそこでウソを言ってバレタ場合には厳しく対処する。従業員にとってみれば失敗をしても真実を言えば罪ではなくなるので進んで話をする。組織にとっても再発防止につながる大きな失敗事例として大いに役立てる情報を得る事ができる。


他人の間違いに対して叱るのは人間の本能的な(動物的な)判断だ。とすれば現在進められている「非懲戒」制度はより現代人に向かっている思考と言えるかもしれない。

「失敗した→叱る」のようなAだからBという演繹法的考え方で理にかなってないケースはまだまだある気がしてきた。しかもその多くはAに対する偏見から生まれるBが多いだろう。

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