2008年7月12日土曜日

必要とされる人材



マイクでのパフォーマンスを中心とするshowを「LIVE」
踊りを中心とするパフォーマンスを「DANCE」
ターンテーブルを中心に音を流すパフォーマンスを「DJ」

とよぶと仮定する。HIPHOP寄りのクラブイベントでは大きくこの三つのどれかもしくは全てからなる場合が圧倒的多数を占める。そこで中でもどのパフォーマンスの需要が多いかふと考えてみた。都内のクラブで行われるイベントでは、ほぼ確実にDJ、DANCE、LIVEの順で求められるパフォーマンスの総数が減っていく。つまりDJなら一番クラブでパフォーマンスするハードルが低く、LIVEになると募集してるイベント数が少ない。mixiの募集コミュニティを見てもわかる。


この順番はおそらく会ったことがなくてもそのパフォーマンスがある程度予想できる順番。


DJで「90年代HIPHOPを中心に○○辺りなんか回してます」といえば大体何をかけるかわかる。「R&Bの新譜中心に回してます」なんかもわかりやすい。もちろんスキルはわからないが。二番目のDANCEもDJとほぼ同じ事が言える。ダンサーに関しては大会などが多いのでそこらへんも判断基準にされやすい。最後のLIVEに関しては「ラッパーで言うと○○に似てる事やってます」などと一番説明が曖昧になるケースが多い。オリジナル曲を披露するケースがほとんどで、カバーなど歌詞が予めわかるものが少ない。ラッパーに関しては100%自作だ。使う音に関しては色々なジャンルの曲を使う事も多いので、言葉でのパフォーマンスをするわりに言葉でその内容を説明しづらい。

はたしてこの大きくわけた三つのパフォーマンスの順位が、パフォーマーの総数なのか、日本人が作り上げてきたクオリティ順なのか、パフォーマンス自体の性質上の理由によるものなのかはまだ考える余地がある気がする。さらに言うと、違う業界でも同じプロセスで考えれば何かおもしろい結果が出てくる気がした。

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